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「金色夜叉」は尾崎紅葉の代表作で、明治30年1月1日から35年5月11日まで断続しながら連載されました。単行本は、前編、中編、後編、続編、続々編(7版から新続編も含まれる)と刊行されました。
金色夜叉といえば熱海の場面が有名ですが、物語の終盤、主人公貫一は心疲れ塩原へと赴きます。
その地の「清琴楼」という湯宿に滞在中に、心中を図る若い男女を助けたことから人間らしい心を取り戻していくという重要な場面が描かれました。
当館は当時「佐野屋」と称していましたが、小説のモデルになったということから「清琴楼」の名前を紅葉先生のご遺族の了解を得て頂戴いたしまして今日に至ります。
小説の舞台になったお部屋は「紅葉の間」としてお泊まりの方に公開しています。
尾崎紅葉
本館正面
本館廊下
本館玄関内
柱時計
ランプ
籠
時が止まったポスター
「紅葉の間」
大正時代の落書き
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